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始まり始まり 神戸では高校の同級生・アブさんに焼肉をおごってもらった。 ありがとう！ 神戸港から天津新港行きの燕京号に乗り込む。 持ち込む食料が少なかったため 船の中で飢え死にしそうになりながらもなんとか生き長らえ、 大陸に上陸。 ようやく旅の始まりだ。 天津、北京の街は大きすぎた。 そのため宿がなかなか見つからず、 特に北京では16時から、6時間、40kmの彷徨。 そのため2日目にして180km走行をしてしまった。 まだ体力ついていないのに。 おまけに街は人、人、人で、どこまで行っても大都会。 これには嫌気がさした。 肉体的、精神的にこたえたため 天壇も、故宮も、長城も、円明園も行かずに、北京を脱出。 町が大きすぎるため、脱出も一苦労だった。 人民トイレの汚さは2日目にして知った。 天津―北京間の幹線道路沿いの公衆トイレ。 入る前から嫌な予感はしていたので、入り口に立ったときは 「ああ、これね」 と冷静だった。 便器(いわゆる和式)があったので立派なほうなのだが、 床の高さを標高0mとすると、 便器にはウンチョが標高10cmほどまで、うずたかく積まれている。 中腰じゃないとウンチョできないね。 しかも床のいたるところにもウンチョが。 幸いにもぼくはウンチョをしに来たわけではなかったので、 入り口に立ったまま用事を済ませた。 今は北京の少し西の斉堂(チャイタウ)という小さな町にいる。 宿が2、3軒、小さな本屋が1軒。 これぐらいの大きさが、過ごしやすくちょうど良い。 4、5日後には雲崗石窟のある大同にいる予定だ。 地図を見ると、やはり大陸はでかい。 300kmが、たったのこれっぽっちなのだから。 走行距離 300.73km 中国・斉堂にて 2007/04/12 |
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