diaries     
2009-11-06 Friday

→   外はカリッと、中はしっとり   ←


ぼくの心は、小さい頃から度々受けてきた攻撃に耐えるために
鉄でできていると思っていた。

でも、そうではなかったみたい。
外側が硬い分、内側はデリケートなようだ。
外からの攻撃に対しては耐えられても、
内側からえぐられると、耐えられないらしい。

自分がこんなに弱かったことに、我ながらビックリしている。
でも、なんとかしてえぐられた心の穴を取り戻したい。


そうそう、
アゴタ・クリストフの『悪童日記』、おもしろすぎ。
読むのは２回目だけど、それでも驚きの連続。
ぼくも「ぼくら」くらいに強くなれたらいいなぁ。

でも『悪童日記』の続編の『ふたりの証拠』はイマイチ。
『悪童日記』の終わり方が強烈すぎるから
どうしても買って読みたくなるだろうけど、
『ふたりの証拠』はあまりオススメできない。
これはフツーの小説だ。
『悪童日記』のインパクトにはとても敵わない。