あさってのほうへ

diaries

2009-12-03 Thursday → 夢～２ ← ただ、その夢を追っている現状が、とても苦しい。苦しさゆえに、いまの精神状態は人生史上最悪だ。本当に、心はぐちゃぐちゃ。人に話しかけるのが億劫でならないし、しかめっ面をしているのが通常。その現状を打開する方法は、２つあると思う。ひとつ目は、夢を現実のものにすること。もうひとつは、自分の存在価値を求めるという思考を停止すること。ひとつ目の選択肢について書いても堂々巡りになるので、ふたつ目の選択肢について考えてみよう。ふと思い出した、宮沢賢治の『雨ニモマケズ』。ここにひとつのヒントがあると思う。本文を引用しよう。読みやすいように、漢字とひらがなに書き換え、適宜、空白行を設けた。雨にも負けず風にも負けず雪にも夏の暑さにも負けぬ丈夫な体を持ち欲はなく決して怒らずいつも静かに笑っている一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べあらゆる事を自分を勘定に入れずによく見聞きし解りそして忘れず野原の松の林の影の小さな萱ぶきの小屋に居て東に病気の子どもあれば行って看病してやり西に疲れた母いれば行ってその稲の束を負い南に死にそうな人あれば行って怖がらなくてもいいと言い北に喧嘩や訴訟があればつまらないから止めろと言い日照りのときは涙を流し寒さの夏はおろおろ歩きみんなに木偶の坊と呼ばれ褒められもせず苦にもされずそういう者に私はなりたいさらっと一読するのではなく、一行一行、意味をじっくり考えて、もう一度読んで欲しい。