diaries
2009-12-20 Sunday
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無為自然
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風邪だと思っていたのは、インフルエンザだった可能性が高い。
医者に「キミはインフルエンザだ」と診断された後輩と、症状が酷似しているからだ。
喉がまだ少しおかしいが、それを除けば体調はいたって普通だ。
それで良かったことがひとつ。
「自分はインフルエンザになったかもしれない」と思えたおかげで、
今日、図書館の後ろの席でゴホゴホ言い続けている人が居たけど泰然としていられた。
ぼくの体は、インフルエンザであろう熱には打ち勝った。
でも。
服を着なければ風邪を引くし、
川辺に生える草を食べれば腹を壊すし、
川の水を飲んでも腹を下す。
なんと、か弱い生物なのだ。
自分の体の弱さがもどかしい。
最近思っていることだが、
ぼくは病院には行かないようにしようと思う。
あるがままを受け容れたらいいと思うからだ。
「自分の生きている意味」を感じられないのなら、
煙のように為されるがままに漂えばいいのではないか。
自分の力の及ばないものの前には、屈していいと思う。
骨が折れたら、不具になればいい。
結核やマラリアになれば、死ねばいい。
無理して生に固執する気はない。
風に吹かれたら、なびけばいい。
真っ直ぐ立っている必要なんてないんだ。
自然に、自然に。
無為自然。
ぼくは蠅にでも生まれていればよかったのかもしれない。
あ、でも、蠅になる前に、老子の勉強でもしようかな。
よく知りもしないくせに、エラそうに「無為自然」とか言うのは駄目だと思うから。
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