diaries     
2010-04-04 Sunday

→   自己紹介   ←





新しい環境に入るときは、自己紹介を強いられる。
そんな時は、話すことがほかにないので、自転車で旅行をしていた話をする。
本当はあまり話したくないのだが。

で、「大学を休んで自転車で旅行をしていました」と言うと、
「すごいね」と言われてしまうわけだ。
ぼくはこれが苦手だ。
本当に、これっぽっちもすごくないと思っているから。

ただ単に、自転車で旅行するということが好きで、
そして休学して遊ぶという我儘を受け入れてもらえる環境だったというだけだ。

もしぼくが死ぬほどテレビゲームを好きだったら、
１年間学校に行かずに家でゲームをしていたかもしれない。
人のカバンから財布を盗むことをこの上なく快感だと感じていたら、
毎日そうしていたかもしれない。
好きなことをしていたというだけであり、
そのことが偶々、どういう訳か人に驚かれることだったというだけ。

だから自分自身にとっては、自転車旅行を追求しようがゲームを極めようが、
「自分の欲求に素直である」という点において、何ら変わりないと思う。
そして人は誰しも、自分の欲求に素直であってよいと思う。
それが生き甲斐というヤツではないかな？

そんな話を大学の先輩にしたら「それは極論だよ」と言われたけれど、
ぼくは物事を極論で理解し、演繹的に自分の考えを補正していくという性癖があるものだから、
「そうですか？」と言っただけで、反論はしなかった。


なんでこう、アタマでっかちなのかなぁ。
しかもそのアタマはカタすぎる。
なんで、もっと気楽にいられないのかなぁ。