diaries     
2010-04-25 Sunday

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本日17時10分、靖国神社の前を通りがかった。
突如、高らかに鳴り響く喇叭の音。
はて、と目を向けると、亡霊の姿がそこにあった。

じいさん3人組が、縦列をなして行軍し、靖国神社の鳥居をくぐっていく。
先頭のじいさんは、大きな日章旗(旭日旗ではなく)を掲げて。
2番目のじいさんは(たしか)袴姿で、喇叭を吹きながら。
しんがりのじいさんは、軍服に身を包み、三八式歩兵銃かなんかを担いでいた。
キビキビしたいという願望は伝わってくるが、そんなにキビキビはできていなかった。

うわぁ〜。
うわぁ〜。
居合わせた白人2人組は、穴が開くほどにガン見していた。
いいものを見れて、よかったね。

普段はカメラを持ち歩かないので写真は撮れなかったけど、
イメージはこんな感じ。




もし、終戦記念日の日に東京にいて、仕事がなかったら、
是非とも靖国神社に観光に行きたい。
そういえばロンプラのJAPANをわざわざ持ってきたけど、
ぜんぜん街に出歩いていない。


ぼくは過去の記憶に生きることはしたくない。
今日、そのことを再確認した。
だから現在において無機能なものは、ゴミだ。

思い出は要らない。
引越し前の整理で、
小さい頃の写真も、小中高すべての卒業アルバムも、高校までの卒業証書も、
一度はすべてゴミ袋の中に突っ込んだ。
あとで「見ないけれど、一応残しておくか」と、いくつかは拾い上げたが。
でも、ときどき、いろいろ捨てすぎたかもしれないと思うときもある。
物によっては20年近く持っていた、細々の小物も全て捨てたし、
使わんだろうと思ったネクタイとか、
ごくたまにパラパラ見る程度だった旅行雑誌もすべて捨てた。

まあ、今更後悔しても仕方ないし、
そのときそうしたかったんなら、それでいいんだろう、きっと。


暫くここに何も書いていなかったのは、
どうしても読まなければならない本があったのと、
ほかに書かないといけない文章があったからです。